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君嶋亜紀

君嶋 亜紀 (きみしま あき)

プロフィール

君嶋 亜紀教職科目も担当していますが、専門分野は中世の和歌文学です。新古今時代と南北朝期を中心に、和歌の表現や歌集の構想について研究しています。中世は武士が台頭し、戦乱や政争が相次ぎ、京都を中心にした古代の貴族社会が変質していった日本史上の転換期です。けれど王朝貴族社会で育まれた和歌は、そんな中世にも生き残り、担い手を増やしました。では、中世の人々は和歌に何を託し、何を表現したのか。和歌という詩的世界の表現方法を分析するとともに、和歌を通して中世の人々の「古」への憧憬や、伝統の継承と変容、時代?社会と表現との関わりについて考えています。

主な著書?論文

  • 『俊頼述懐百首全釈』(共著 風間書房 2003年10月)
  • 「『新古今和歌集』本歌取試論―後鳥羽院の春歌をめぐって―」(『国語と国文学』79‐4 2002年4月)
  • 「『毎月抄』の本歌取論について」(『国語と国文学』83‐8 2006年8月)
  • 「あらましの情景―『新葉集』への一視座―」(『東京大学国文学論集』2 2007年5 月)
  • 「後醍醐天皇と雲居の桜―『新葉集』の撰集意図を探る―」(『国語と国文学』84‐7 2007年7月)
  • 「南朝和歌の都―『新葉集』宮中の花歌群から―」(『日本文学』56-12 2007年12 月)
  • 「異端の勅撰集―『新葉集』とは何か」(『文学』隔月刊 11巻1号 2010年1月)
  • 「『新葉集』恋部の読人不知詠」(『国語と国文学』90‐6 2013年6月)
  • 『新葉和歌集』(共著 明治書院?和歌文学大系 2014年12月)
  • 「『新葉集』羇旅部の視線」(『大妻国文』45 2014年3月) 「哀傷歌の源氏取り―新古今を継ぐもの―」(『大妻国文』47 2016年3月)

担当科目 (シラバスを参照してください)

  • 全学共通科目
  • 沙巴体育投注_沙巴体育官网-在线app下载中世文学関係科目など
 ※ 講義内容は次のリンクより、シラバスページにアクセスし、教員名で検索してご確認ください。
シラバスで詳細を見る

ゼミの紹介

教員から

君嶋ゼミ写真

現代人が800年も前の中世の文学を読む意味はどこにあるのでしょうか。
社会の仕組みや価値観が揺れ動いた転換期の中世には、クセのある面白い人間が輩出しています。意志的で行動的な帝王?後鳥羽院や後醍醐天皇、王朝を憧憬し美意識を磨いた藤原俊成?定家の父子、旅に生き花月を愛した西行、新興都市鎌倉の武家歌人源実朝、そして式子内親王、建礼門院右京大夫、阿仏尼など、激動の世にあって自らの意志で作品を残した女性たち…。それぞれに魅力的ですから、ゼミ生たちの研究対象もバラバラです。でもだからこそ、互いの発表を聴き、異なる視点を知り、刺激を受けられる場になると期待しています。
ある時代状況や社会環境の中で生きた人間が残した古典を読むと、現代との共通性と異質性を発見するでしょう。それは自身を取り巻く現代社会という枠組を相対化する視点を得る営みでもある、と思います。みなさんとともに中世の作品を読み、古人に出会い、その表現意図を分析しながら、現代を生きるための知性も磨いていきたいと思っています。

学生から

君嶋ゼミ写真

「中世ってどんな文学があるの?」
と聞かれることが結構ありますが、様々なジャンルの文学が花開いた時代です。
和歌は勿論の事、軍記、説話、日記?随筆??????またその作者自身も個性豊かだったりします。

そんな中、君嶋ゼミでは各々が自分の好きなテーマ、作品で研究しています!扱っている作品は皆違えど、それぞれの研究テーマを尊重し、切磋琢磨して研究を進めています。
「そんな事情があってこの作品は生まれたんだね!」
「実はこんな意味があったんだ!」
「じゃあこれは?」
「こんなこと調べてみたら面白いんじゃない?」
皆仲良く、楽しく、卒業論文を進めています!

合宿では、先生とも和気藹々で、中世を巡る旅(昨年は平泉)へ行っています。行き先は私たち学生が決めているので固定されていません。
ゼミでは新しい発見と驚きがいっぱいです!さて、今日はどんな発見があるでしょうか?

過去の卒論タイトル

  • 定家と風――松帆の浦の夕凪から――
  • 西行と死――願はくは 花のもとにて――
  • 動物の問答――『沙石集』より――
  • 中世における「虹」の和歌
  • 『建礼門院右京大夫集』とその時代