2020 卒業論文発表会

卒業論文発表会が開催されました

2020卒論発表会50

今年度の卒業論文発表会は、2021年2月8日にZoomにより全面オンラインで開催されました(今年度はもうあらゆるイベントがこうなっていますので、もう慣れっこですね)。

オンライン開催によって参加が気軽になったこともあるのでしょう。2時間あまりの会の間、参加者は常に270~280人あり(教職員除く)、大妻ライセンスでは最大300名まで参加できるZoomミーティングがパンク寸前という盛況ぶりでした。

各ゼミから1名の計12名の発表者があり、どの発表もよく準備された素晴らしいものでした。画像や音楽を共有したりする発表もあり、分かりやすくしようという発表者側の努力がうかがわれました。

発表された卒業論文のタイトル:?

  • 『モーリス』にみる同性愛
  • 男らしさの鎧──メディアにおける男性像と家父長的ジェンダー概念──
  • Investigating the Value-Action Gap: Motivating People to Practice Pro-Environmental Behavior with James Clear’s Four-Step Process
  • 日本人英語学習者の多様な英語発音に対する態度、分かりやすさ、母語話者らしさの研究
  • どのような出来事が大学生の英語学習意欲を高めているのか──スピーキングクラス受講者3名のインタビュー分析を通して──
  • 「タフな女」というアイデンティティ──山田詠美『PAY DAY!!!』論
  • 原作『ロミオとジュリエット』と宝塚版『ロミオとジュリエット』との相違について──異なる愛の演出を中心に
  • ポライトネスとヘッジ
  • 内に閉じ込められた女たち──シャーロット?パーキンズ?ギルマンの「黄色い壁紙」における女性と社会──
  • 称賛行動における日本人とアメリカ人の違い
  • 英語会話におけるlovely
  • ジェイムズ?ジョイスと音楽

参加者からの感想をいくつか拾ってみます。

1年生

  • 大学4年間で学んだことや、自分の特に興味を持ったことなどをとことんつきつめて考えていてとても驚きました。大学4年間の集大成だなと感じました。
  • 私はまだ1年生だから関係ないと思っていましたが、4年生に向けて考えながら生活したいと思いました。
  • 先輩方から卒業論文においての貴重なアドバイスを聞けて非常に充実した時間となりました。
  • 先輩方の発表を聴いてる中で自分の考えをしっかり持つことが卒論を書く上で大切だと思いました。
  • 初めて卒論発表をきいて、いままで卒論に対してふんわりとしかイメージが出来ていなかったが、今日しっかりイメージが掴めた。
  • 質問コーナーの論文のテーマや期限、書くポイントといった紹介があったので自分が卒論を書く際にとても役に立つと思った。
  • 私は中学?高校でも卒業論文発表会を経験しましたが、今回先輩方の発表を聞き、今まで私が聞いてきたり、自分自身がしてきたりした発表とは違い、自分の意見をしっかり論理付け、更にいままで興味がなかった分野の話でも、発表を聞いたあと興味を持つ様になる、素晴らしい発表会でした。

2年生

  • 実際に自分がこれから参加するゼミだった先輩の発表を聞いて、自分も先輩のように、深い考え方、気づきを得られるようになるのかな、とゼミに対する期待感が高まりました。
  • 自分のゼミの先輩がどのような卒業論文を書いたのかを知ることが出来たし、他のゼミもどのような内容をやっていて論文を書いたのかを知ることが出来て良かったと思いました。
  • これからゼミを通して様々な研究や卒論制作が始まるにあたり、とてもためになる卒論発表会でした。
  • 私も自分が何について研究したいのかこれから考えて生活したいと感じました。
  • 発表者の興味のある観点から、卒論に結び付け、深く研究を行っており、興味深く思いました。先輩方の卒論のアドバイスなどを参考にしていきたいです。
  • 研究の分野において先輩方のきっかけをいくつか話の上で知ったのですが、好きなことに関するkとを研究している点に、見ている側として非常に興味を引かれました。
  • ゼミの配属先を決めるにあたって見学をすることができなかったため、今回の卒論発表で先輩方がどのような考えを持ち、どのような背景から研究をしたのかを知ることができて良かった。

3年生

  • 4名ずつ終わるごとに卒論についての質問があるのがとても良かったです。自分が気になることも質問にあったので参考になりました。また、区切られて別の話が挟むことで小休憩になり、集中して残りの発表を聞くことができると感じました。
  • 発表を聞くまでは、卒論はまだまだ先のことだと考えていて、まだ何も考えられていなかったけど、先輩方の発表を聞いて、二年生の今からでも卒論に向けてたくさんの作品に触れたり、自分の気になるテーマを見つけたり、行動を始めていきたいと思いました。
  • 発表された中のある研究では、データをとるためにニューヨークまで行ったという、先輩の行動力に驚きました。どの分野に対しても、それだけ打ち込める熱意を持てるような、自身の興味のあるテーマにすることが、より説得力のある卒論になると気づいたので、参考にしようと思います。
  • 自分が所属している以外のゼミがどのようなことを研究しているのか全然知らなかったので、とても興味深かったです。

4年生

  • 初めてこんな量の論文を経験してみてすごく戸惑いや苦労や苦しみがありましたが自分自身知らなかった周りの苦労や気持ち、何よりも自分自身についても知ることが出来、向き合える貴重な時間にもなりました。
  • 同じ学科内でも、様々な分野や視点からの研究がありとても興味深かったです。
  • 異例のオンラインの開催となりましたが司会の方、先生方ありがとうございました。
  • 発表された皆さん、それぞれとても興味深い内容だったので書いた卒業論文をしっかり読んでみたいと思いました。
  • 同じ英文学科の中でも、こんなに多様な卒業論文のテーマが存在することが非常に感慨深く、他の学生さんが持つさまざまな考えに触れることのできる機会になったので非常にありがたい時間でした。

4年生(発表者)

  • 文学から得た自身の考えであったり、街頭の調査から見出した考えなど同じ英文学科に所属をしていても、十人十色の論文が出来上がり続きを読みたいと思った作品ばかりでした。私自身も発表者として改めて自身の論文の理解をより深めることができたとても有意義な時間でした。
  • 発表者に選んでいただき緊張しましたが無事終えることができてよかった。また、各ゼミ代表の発表を聞き様々なテーマがありとても面白かったし関心や視野が広がったように感じた。
  • 私が卒業論文を執筆する前に先輩の卒論発表会に参加させていただき、先輩方の素晴らしい発表を拝聴して私もいつかあの壇上で話したいと刺激を受けたのを今でも覚えています。今回の自分の発表も誰か一人の心にでも残ってもらえたら嬉しいです。

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みなさん、お疲れさまでした!

(英語英文学科准教授 新谷敬人)

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