コミュニケーション文化学科

田中 東子

田中 東子 (たなか とうこ)

プロフィール

田中 東子もともとは政治とコミュニケーションについて研究していましたが、現代社会で暮らす人々の意識の中には政治的なものよりもむしろポピュラーなものや文化的なものの方が影響を与えているのではないかと感じ始めて、メディア文化やポピュラー文化のなかにミクロな政治性を読み解いていく「カルチュラルスタディーズ」と呼ばれる領域を専門的に研究してきました。むかし、「書を捨てて街に出よう」という言葉がありましたが、むしろ学生たちには、「書を抱えて街に出よう」という心意気でたくさんの本を読みながらさまざまな活動に携わってもらいたいと考えています。

主な著書?論文

  • 『足をどかしてくれませんか』(林香里、小島慶子、山本恵子、白河桃子、治部れんげ、浜田敬子、竹下郁子、李美淑、田中東子、亜紀書房、2019年)
  • 『私たちの「戦う姫、働く少女」』(ジェンダーと労働研究会、河野真太郎、田中東子、中村香住、川口遼、永山聡子、堀之内出版、2019年)
  • 『出来事から学ぶカルチュラル?スタディーズ』(田中東子、安藤丈将、山本敦久編、ナカニシヤ出版、2017)
  • 『メディア文化とジェンダーの政治学 ―第三波フェミニズムの視点から』(田中東子、世界思想社、2012)
  • 『ユニオンジャックに黒はない――人種と国民をめぐる文化政治』(ポール?ギルロイ著、田中東子、山本敦久、井上弘貴訳、月曜社、2017年)
  • 「分断と対峙し、連帯を模索する――日本のフェミニズムとネオリベラリズム」(菊地夏野+河野真太郎+田中東子鼎談、『現代思想』2020年3月臨時増刊号、青土社、2020年)
  • 「感じのいいフェミニズム?――ポピュラーなものをめぐる、わたしたちの両義性」(『現代思想』2020年3月臨時増刊号、青土社、2020年)
  • 「その輝きには要注意!「参加すること」に意義はあるのか?」(新教出版編集部編『現代のバベルの塔 反オリンピック?反万博』、新教出版社、2020年)
  • 「第三波以降のフェミニズム」 (『現代思想』(総特集現代思想43のキーワード)、2019年5月臨時増刊号、青土社、2019年)
  • 「オンライン空間と女性たちによる表現文化の分析可能性」(『マス?コミュニケーション研究』83号日本マス?コミュニケーション学会、2013)
  • 「ウェブ?コミュニケーションにおけるアイデンティティ?身体?共同性」(池田理知子編『メディア?コミュニケーション論』ナカニシヤ出版、2010)

担当科目

  • 表象文化コミュニケーションⅠ、Ⅱ
  • 社会調査演習
  • ジェンダー文化論
  • 国際メディア論B(アジア)
  • メディア?コミュニケーション論
  • コミュニケーション文化概論
  • 1年次ゼミⅠ
  • 2年次ゼミⅠ、Ⅱ
  • 卒業研究ゼミⅠ~Ⅳ
 ※ 講義内容は次のリンクより、シラバスページにアクセスし、教員名で検索してご確認ください。
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ゼミの紹介

教員から

日下部ゼミこのゼミでは、学生が興味を持っている現代社会のさまざまな文化現象を、メディアとの関係を中心にして調査?研究しています。最初のうちはメディアと文化に関する文献や、インタビュー調査に関する論文を精読し、やがて、実際に街に出て調査活動を行います。さまざまな文化現象に関わる人たちとの交流を通じて、ゼミ生たちは、社会のなかで文化やメディアがどのように機能しているかを学び、コミュニケーション能力、交渉力や調整能力を高めています。資料収集?データ収集?レジュメ作成?発表のやり方?討論の方法?レポート作成技法などについても丁寧に指導しています。

学生から

私たちのゼミでは、ファッションやディズニー文化、音楽や映画など、国内外のポピュラー文化とメディアの関係について調査?研究をしています。先生は現代のさまざまな領域の文化に詳しく、授業ではいつも分からない言葉や現象について、とても丁寧に解説してくれます。最初の内は意見を出し合うのがぎこちなかったのですが、いつの間にか時間を忘れて活発な討論をするようになりました。